50代からドラムは遅い?初心者の始め方と、家で練習するときの騒音対策

50代からドラムは遅い?初心者の始め方と、家で練習するときの騒音対策 ピアノ・楽器

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「若いころ、ライブで見たドラマーにあこがれていた」

「でも、この年で手足をバラバラに動かせるだろうか」

「そもそも家では音を出せないし」

ドラムをやってみたい気持ちがあっても、50代になると、こうした迷いで足が止まりがちです。ピアノやギターと違って、体全体を使う楽器で、音も大きいので、なおさらでしょう。

この記事では、50代からドラムを始めるときに心配になりやすい3つのこと、手足が動くか・どこで練習するか・お金はいくらかかるかを順番に整理します。教室や楽器メーカーの公式情報を確かめて書いています(2026年11月時点)。

50代からでもドラムは始められるのか

まず知っておきたいのは、教室の側が大人の初心者を前提にしているということです。

大人向けの音楽教室シアーミュージックのドラムコースのページには、「新しい趣味を始めたい!」という人の例が挙げられていて、レッスンはスティックの持ち方のような基礎から始まると書かれています。島村楽器やヤマハの音楽教室にも、大人が通えるドラムのコースがあります。

ただ、「遅くない」と言われても、一番気になるのは、自分の手足が本当に動くのかではないでしょうか。

「手足がバラバラに動かない」は、最初はみんな同じ

ドラムは、右手、左手、右足、左足で別々の動きをします。はじめての人が戸惑うのは当然です。

シアーミュージックのレッスンの流れを見ると、次の順番で進みます。

  • スティックの持ち方やストロークなど、基本の動きを確かめる
  • 簡単なリズムパターンから、順に練習する
  • 練習曲で、実際に合わせてみる

公式ページにも「すぐにできなくても大丈夫です。両手・両足のバラバラな動きにも、次第に慣れていきます」と書かれています。いきなり全部を動かすのではなく、一つずつ足していくのがドラムの練習です。

ですから、「今できるかどうか」を心配する必要はあまりありません。できないところから順に練習していく楽器だからです。

実は、一番の壁は「手足」より「練習する場所」

ここが、ドラムならではの大事なところです。

ローランドの初心者向けページでは、楽器が上手くなるために大事なのは「反復」と「習慣化」だと説明されています。つまり、続けるためには、無理なく練習できる場所を先に考えておくことが欠かせません。

ギターやピアノなら「家で少しだけ」ができますが、ドラムセットはそう簡単にいきません。ここで止まってしまう人が多いので、先に選択肢を見ておきましょう。

ドラムの練習場所は3つから選ぶ

1.スタジオや教室で叩く

ドラムセットで練習したいときは、レンタルスタジオや教室の練習室を使う方法があります。ローランドのページでも、自宅では練習用パッド、ドラムセットはリハーサルスタジオで、という練習の仕方が一般的だと紹介されています。

シアーミュージックには楽器のレンタルや、ブースのレンタルの案内があります。使える時間や条件は教室ごとに違うので、体験のときに聞いてみましょう。

2.家では練習用パッドで叩く

練習用パッドは、ゴムなどでできた、スティックで叩く小さな台です。ドラムセットがなくても、スティックの基本の動きは練習できます。音が比較的小さく、置き場所もあまりとりません。

ただし、ローランドのページでも触れられているように、単調に感じる人もいます。好きな曲を流しながら叩くなど、楽しめる工夫があると続けやすくなります。

3.家に電子ドラムを置く

自宅でドラムセットの形で練習したい人の選択肢です。ヘッドホンで音を聞けて、音量も調節できます。

ただ、電子ドラムについては、買う前に必ず知っておいてほしいことがあります。

電子ドラムは「静か」ではない

「電子ドラムならヘッドホンをすれば大丈夫」と思いがちですが、それは半分だけ正しいといえます。

島村楽器のオンラインストアの解説によると、電子ピアノと違い、電子ドラムは対策をしないと騒音トラブルになることがあります。その原因の大半は、足で踏むキックペダルやハイハットペダルの振動だと説明されています。

この振動は建物に響きやすいのに、叩いている本人は気づきにくいのがやっかいなところです。同じ解説では、一戸建てでも隣の家が近い場合は、トラブルになることがあると書かれています。

電子ドラムの音と振動の対策

対策としては、次のようなものがあります。

  • メッシュ素材のパッドを選ぶ:ローランドのページでは、叩く音を抑えられるかはパッドで決まると説明されています
  • 防振マットや防振ボードを敷く:ローランドの「ノイズ・イーター」は、使わない場合と比べて階下への騒音を約75%減らすと、メーカーの測定結果として案内されています
  • ペダルの対策をする:島村楽器の解説では、振動の少ないペダルに変える方法も紹介されています

マンションにお住まいなら、買う前に管理規約を確かめ、音の出る時間帯も考えておきましょう。不安があれば、まずは家に置かず、スタジオや教室で試すのが安全です。

電子ピアノなど、楽器全般の選び方はこちらにまとめています。

▶ 50代から始める楽器は何がいい?選び方のポイントと始めやすい楽器

費用はどのくらいかかるのか

教室の料金は、公式サイトで確かめられます。2026年11月時点の例です。

  • シアーミュージック:入会金2,200円。月2回で11,000円、月3回で14,850円、月4回で17,600円(すべて税込)。体験レッスンは無料
  • 島村楽器:体験レッスン2,200円(税込)。月謝は店舗とコースによって違い、別に運営管理費(月額2,200円〜)がかかります

月謝だけでなく、入会金や管理費まで含めて比べることが大切です。くわしくはこちらをご覧ください。

▶ 大人の音楽教室の月謝はいくら?入会金や管理費まで含めた費用の目安

道具については、最初から全部そろえなくても大丈夫です。スティックと練習用パッドくらいなら、始めやすい金額で手に入ります。電子ドラムは、続くと分かってから考えても遅くありません。

始める順番は、買う前に「叩いてみる」

ここまでをまとめると、50代からドラムを始めるなら、次の順番が失敗しにくいでしょう。

50代からドラムを始める順番

1つ目は、体験レッスンで実際に叩いてみることです。スティックの重さや、音の大きさ、叩いたときの気持ちよさは、動画を見ているだけでは分かりません。「思ったより楽しい」と感じるか、「ちょっと違うかも」と感じるかを確かめられます。

2つ目は、通うと決めたら、スティックと練習用パッドを買うことです。家ではパッドで基本の動きを練習し、ドラムセットは教室やスタジオで叩きます。

3つ目は、しばらく続けてから、電子ドラムを考えることです。半年ほど続けて、それでも「家で叩きたい」と思ったら、住まいの条件に合う機種と防振対策を一緒に検討しましょう。店頭で実際の大きさを見ておくと安心です。

\ドラムに向いているか、叩いて確かめるなら/
▶ シアーミュージックの「無料体験レッスン」を見る
※シアーミュージックの公式ページが開きます

体験レッスンで聞いておきたいことは、次のとおりです。

  • ドラムセットで練習できる時間はどのくらいあるか
  • レッスン以外の日に、練習室を使えるか
  • 好きな曲を目標にしてもよいか
  • 担当の先生を変えられるか

体験のあとで、その場で決めなくても大丈夫です。緊張しやすい方は、こちらの記事も参考になります。

▶ 大人のピアノ教室は恥ずかしい?50代が気後れせずに通うための考え方

体のことで気をつけたいこと

ドラムは座って演奏しますが、腕や足を繰り返し動かします。長い時間叩くと、手首や腰、膝に疲れが出ることもあるかもしれません。

最初から長時間練習せず、短い時間から始めましょう。椅子の高さや、ペダルとの距離を先生に見てもらうと、無理な姿勢を防ぎやすくなります。持病がある方や、腰や膝に痛みがある方は、始める前にかかりつけの医師に相談すると安心です。

よくある質問

楽譜が読めなくても大丈夫ですか?

シアーミュージックのレッスンの流れでは、持ち方や基本の動き、簡単なリズムパターンから順に進みます。楽譜の読み方についての不安は、体験のときに先生に聞いてみましょう。

リズム感に自信がありません。

シアーミュージックのドラムコースの説明には、リズム感を鍛えることも含まれています。自信がないからやめるのではなく、練習の中で身につけていくものと考えてよいでしょう。

家に何も置けなくても続けられますか?

スティックと練習用パッドだけなら、それほど場所をとりません。ドラムセットでの練習を教室やスタジオで行えば、家に大きな楽器を置かずに続けられます。

まとめ

  • 50代からでも、スティックの持ち方のような基礎から習える
  • 手足がバラバラに動かないのは最初は当たり前で、一つずつ足していけばよい
  • 一番の壁は、手足より「練習する場所」
  • 電子ドラムの騒音の原因の大半はペダルの振動で、防振対策が欠かせない
  • 買う前に、まず体験レッスンで叩いてみる

あこがれていたドラムを、「いつか」のままにしておくのはもったいないことです。まずは一度、スティックを持ってみるところから始めてみませんか。

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