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「子育てや仕事がひと段落したのに、やりたいことが思いつかない」
「まわりは趣味を楽しんでいるのに、自分には何もない気がする」
Yahoo!知恵袋で「50代 趣味 見つからない」と検索すると、660件以上の質問が出てきます。同じように悩んでいる人は、決して少なくありません。
この記事では、総務省統計局の「令和3年社会生活基本調査」という国の統計をもとに、50代がふだんどんな趣味やスポーツをしているのかを見ていきます。そのうえで、自分に合う趣味の見つけ方を考えます。
国の統計で見る、50代の自由時間

社会生活基本調査は、総務省統計局が5年ごとに行っている調査で、令和3年(2021年)の調査は約18万人の回答をもとに集計されています。「過去1年間に、その活動を1回でもした人の割合」を「行動者率」と呼んでいます。
50代の行動者率は、次のとおりです。
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趣味・娯楽:50〜54歳 89.7%、55〜59歳 88.2%
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スポーツ:50〜54歳 65.4%、55〜59歳 64.4%
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学習・自己啓発・訓練:50〜54歳 38.8%、55〜59歳 39.0%
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ボランティア活動:50〜54歳 18.8%、55〜59歳 20.6%
50代でも、10人に9人ほどが、1年の間に何かしらの趣味・娯楽をしていることになります。
ただし、この「趣味・娯楽」には、テレビやスマホでの映画鑑賞、音楽を聞くことなども含まれます。つまり、「趣味がない」と感じている人も、実は何かしらの「趣味・娯楽」はしている、ということが多いはずです。
なお、この調査の期間(2020年10月〜2021年10月)は、新型コロナウイルス感染症の緊急事態宣言の時期を含んでいて、外出をともなう活動が少なくなっていることに注意が必要です。
どんな趣味が多い?種類別の行動者率

同じ調査で、趣味・娯楽とスポーツの種類別の行動者率(10歳以上の全体)を見てみます。50代だけの数字ではありませんが、全体の傾向がわかります。
趣味・娯楽
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CD・スマートフォンなどによる音楽鑑賞:53.5%
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映画館以外での映画鑑賞(テレビ・DVD・パソコンなど):52.7%
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スマートフォン・家庭用ゲーム機などによるゲーム:42.9%
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趣味としての読書(マンガを除く):31.6%
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園芸・庭いじり・ガーデニング:26.0%
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写真の撮影・プリント:21.9%
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趣味としての料理・菓子作り:19.0%
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カラオケ:13.5%
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楽器の演奏:10.2%
スポーツ
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ウォーキング・軽い体操:44.3%
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器具を使ったトレーニング:12.9%
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ジョギング・マラソン:11.1%
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登山・ハイキング:7.7%
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ゴルフ(練習場を含む):6.9%
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ヨガ:5.5%
上位には、家で一人でできる「見る・聞く」趣味が多く並んでいます。スポーツも、ウォーキング・軽い体操が飛びぬけて多くなっています。
「見つからない」のは、「見る趣味」だけだから?
統計を見ると、多くの人の趣味は、音楽を聞く、映画を見るといった「受け取る」ものが中心です。もちろん、それも立派な趣味です。
ただ、「趣味が見つからない」と悩む人の多くは、「夢中になれるもの」「上達していく実感があるもの」がほしいのではないでしょうか。そうだとすると、ヒントは「見る・聞く」から「自分でやる」へ、一歩ずらしてみることです。
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音楽を聞くのが好き → 楽器を弾く、歌う(ボイトレ、カラオケ)
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映画やドラマが好き → 英語の字幕で見る、英会話を始める
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スポーツ観戦が好き → ゴルフの練習場に行く、ウォーキングから始める
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料理番組が好き → 料理教室に通う、作ったものを記録する
「好きなもの」は、すでに自分の中にあります。それを「やる側」に回してみると、趣味の候補が見えてきます。
50代は「一人の時間」が増える年代
同じ調査では、睡眠を除いて一人でいた時間も集計されています。2021年は、50〜54歳が1日6時間11分、55〜59歳が6時間36分でした。55〜59歳は、2016年とくらべて1時間2分も増えています。
一方で、家族と一緒にいた時間は、55歳以上の年齢層で大きく減っていました。
子どもの独立や、働き方の変化などで、50代は一人の時間が増えていく年代です。だからこそ、人と関われる趣味を1つ持っておくと、生活に張り合いが生まれます。
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教室やスクールに通う:先生や、同じ目標を持つ仲間ができる
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サークルやグループに入る:ウォーキングの会、合唱、地域の講座など
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家族や友人と一緒に楽しむ:ゴルフ、旅行、カラオケなど
自分に合う趣味の選び方

次の4つの質問に答えてみると、自分に合う趣味の方向が見えてきます。
1. 子どものころ、やってみたかったことは?
「ピアノを習いたかった」「歌手にあこがれていた」など、昔あきらめたことは、今だからこそ始められることがあります。
2. 体を動かしたい?頭を使いたい?
体を動かしたいならゴルフやウォーキング、頭を使いたいなら英会話や楽器、と方向が分かれます。
3. 一人で楽しみたい?人と楽しみたい?
自分のペースで進めたいなら、マンツーマンのレッスンや一人でできる趣味。人とのつながりがほしいなら、グループのレッスンやサークルが向いています。
4. 毎月、いくらまでかけられる?
月謝のある習いごとは、続けるほどお金がかかります。年金生活も見すえて、無理のない金額を先に決めておくと安心です。
まずは「体験」から始める
趣味は、頭で考えるだけでは見つかりにくいものです。気になるものを1つ選んで、体験レッスンや無料体験を受けてみるのがいちばんの近道です。
たとえば、音楽教室のシアーミュージックでは、ピアノ、ギター、ウクレレ、ボーカル・ボイストレーニングなどのコースがあり、無料の体験レッスンを受けられます。月の回数の中なら、コースを自由に選べるとしているので、「楽器と歌、どちらが合うか」を試してみることもできます(2026年10月時点の公式ページより)。
習いごとの選び方や、体験レッスンの使い方は、こちらの記事でくわしくまとめています。
▶ 50代から習いごとを始めるなら何がいい?後悔しない選び方と体験の使い方
よくある質問
趣味がないのは、おかしいこと?
おかしくありません。仕事や子育てに時間を使ってきた人ほど、自分のための時間の使い方がわからなくなるのは自然なことです。統計を見ても、多くの人の趣味は音楽を聞く、映画を見るといった身近なものです。「立派な趣味」を探そうとせず、気になることを1つ試すところから始めましょう。
始めても続かなかったら?
合わなかったら、やめてもいいのです。いくつか試してみて、続いたものが自分の趣味になります。最初から高い道具をそろえたり、長い契約をしたりしないことが、気軽に試すコツです。
50代から始めて、上達できる?
趣味として楽しむためなら、上達のスピードは気にしなくて大丈夫です。このサイトでは、ゴルフ、ピアノ、楽器、英会話、ボイトレについて、50代から始めるときのコツをまとめています。
▶ 50代から始める楽器は何がいい?選び方のポイントと始めやすい楽器
▶ 50代からゴルフを始めるのは遅い?無理なく続ける始め方と費用の目安
まとめ
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国の統計では、50代の約9割が、1年の間に何かしらの趣味・娯楽をしている
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人気の趣味は、音楽鑑賞や映画鑑賞など「見る・聞く」ものが中心
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「夢中になれる趣味」がほしいなら、好きなものを「やる側」に回してみる
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50代は一人の時間が増える年代。人と関われる趣味も1つあると張り合いが出る
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4つの質問で方向を決めて、まずは体験レッスンから

